お悔みの電報と香典の違いは?どっちを送ったらいい?
弔電とは電報の一種で、お通夜や葬儀、告別式に何らかの事情で参加できない場合に、お悔みの気持ちを伝える為に送る際に用いられます。
香典とは、お通夜や葬儀、告別式に参加できる場合にご遺族に対してお渡しするお金のことです。
弔電と香典は同じ意味ととらわれがちですが、全くの別物です。
ここでは、弔電と香典の違いについて説明しましょう。
両方送る?どちらかを送る?
お葬式や告別式に出席できる場合は、電報は不要、香典は必要となりますが、出席できない場合は可能であればどちらも送るようにします。
故人と、さほど親しくなかった場合は、電報のみお送りするのが一般的です。
故人と、とても親しい間柄だった場合は、いずれも送り、ご遺族に電話でお悔みの言葉と、後日焼香に伺う旨をお伝えします。
電報については、どの場合も送付してもマナー違反ではないので、困ったら電報を送る、香典は後日送ると覚えておきましょう。
電報は申し込む時間や、発送する時間が必要となる為、早め早めに行動を心掛けるよう意識してください。
弔電と香典を送る際のマナー
弔電を送る際には、結婚式などでお送りする電報と異なり、前日ではなく、通夜の開始時刻前までに送るのが一般的とされています。
前日など、あまり早く送ってしまうと、「お葬式になるのを待っていた」とされ、縁起が悪くなりますので、大体式の2時間から3時間前に到着するのを目安とします。
香典については、新札を包むのは控えましょう。
新札を用意するには、事前に銀行に行って両替する必要があります。
こちらも、電報と同様、「前もって必要になるので、準備していた」という印象を与え、ご遺族に対する配慮不足となります。