知っているようで知らない?電報の種類と送る際の注意点
電報の存在は知っていても、実際に利用したことがあるという人は少ないのではないでしょうか。電報は、遠隔からでも迅速にメッセージを伝えられる、便利なサービスです。電報についての知識を深めて、駆け付けることができない大切な人のイベントに活用しましょう。
電報には種類がある?
電報というと、結婚式で読み上げられる華やかなイメージがありますが、実は2種類存在します。
祝電
電報の中でも最も利用される機会が多いのが、祝電です。読んで字のごとく、おめでたいシーンに用いられる電報で、結婚式はもちろん、出産祝いや誕生日、昇進祝いや合格祝いなど、その用途は幅広いです。
大切な人にお祝いの言葉を直接伝えることが難しい場合には、祝電にメッセージを託しましょう。
弔電
電報は、おめでたいシーン以外にも、弔事にも用いられるものです。お通夜や葬儀は前もって準備をするようなものではないので、案内が届いても、仕事や家庭の事情で参列することが難しいという人もいるでしょう。そんな時は、弔電を使ってお悔やみの言葉を伝えましょう。
シックな色合いの上品な台紙を選べば、弔事にも相応しい見た目の電報を送ることができます。
電報の活用方法
インターネットが発達した現代、メールやSNSを利用すれば、簡単にメッセージを送ることができます。しかし、大切な人の特別なイベントには、やはり特別感のあるメッセージを送りたいものです。そこで活躍するのが、電報です。和紙や織物の高級感溢れる台紙に、普段は口にできないようなメッセージを記せば、受け取った人に大きな感動を与えられるでしょう。結婚式や出産祝い、合格祝いや就職祝いなど、人生の大きな節目には、形に残る電報で気持ちを伝えましょう。
電報の送り方
電報は、電話で簡単に申し込むことができます。局番なしの「115番」に電話をして、送り先の情報とメッセージを伝えれば、その日のうちに送付することも可能です。郵便局の窓口でも電報の送付サービスを行なっているので、専用の台紙にメッセージを記して、窓口で申し込みを行いましょう。
電話や郵便局での電報送付は手っ取り早く簡潔だというメリットがある半面、やや特別感に欠けるというデメリットも抱えています。
インターネット環境があるという人は、ぜひ電報の送付サービスを専門とするサイトを覗いてみてください。電報専門サイトでは、即日電報を送ることもできますが、数日余裕があればさまざまなギフトも一緒に送ることができます。また、台紙やギフトの種類が豊富なので、他の人と被るという心配もありません。オリジナリティのある特別な電報を用意したいという人は、電報専門サイトを活用しましょう。パソコンやスマートフォン、タブレットから申し込めるので、仕事や家事の合間に簡単に手続きを行えます。
電報を送る際の注意点
台紙だけを送るのであれば即日でも送付可能ですが、ギフトを一緒に送る場合は、数日を要します。電報にギフトをつけて送ると決めたら、2週間前には申し込みを済ませておきましょう。
また、電報の例文を考える際には、失礼に当たらない言葉を選ぶことも大切だといえます。結婚式に電報を送る際には、「離縁」を連想させる言葉は避けてください。「離す」や「別れる」、「戻る」や「割れる」は離縁を連想させる言葉に当たるため、メッセージには込めない方が良いでしょう。弔電を送る際には、「重ね言葉」を使用してはいけません。「くれぐれ」や「いろいろ」といった重ね言葉は、不幸が再び起こることを連想させます。悲しみが繰り返されることのないように、重ね言葉は避けてメッセージを考えましょう。
電報専門サイトでは、さまざまな種類の例文が紹介されています。メッセージを考える上で、ぜひ参考にしてください。